こんにちはMASAです。
そろそろ実りの秋ですね。
夏の暑さが厳しかった分、やっとすごしやすい気温にもなり、食欲も出てきて、ご飯もモリモリ食べてしまいます。
ご飯と言えば、以前テレビで、田んぼアートなるものを見ていて、いつか実際にこの目で見たいなぁと思っていました。
そこで今回は、青森にある津軽の米所、田舎館村へ行ってきました!!
題して
地元愛に溢れた素晴らしい田舎館村!!
西は岩木山、東は八甲田山に囲まれた、平野一面に広がる田畑。
そんな自然豊かな田舎館村。
天気も良かったこともあり、すげー良い景色!!!
と、一人車の中で連呼していました(笑)
田んぼアートは、第一会場と第二会場の2つに分かれていて、それぞれ絵柄は違っていて、第一田んぼアートは、面積約15000㎡ 縦140m 横50mの2面構造になっているのです。
下の写真のように、道路を挟んで巨大なアートを作り出しています。
こんな素晴らしい絵を稲で作るなんて・・・
そこでここに来て、私がすごいなと感じたことを、まとめてみました。
1、先代の村長が自主的に企画、実行したこと
そもそもここは、先代の村長の土地だったそうです。
先代の村長が、なにか村のために出来ることはないか?
考えた末に自分の田んぼを使って、絵を描いてみようということを、思いついたそうです。
2、村人の協力を仰ぎ結束力を高めた
村長もいくら自分の田んぼでも、一人の力では、田んぼを絵にする事など、到底出来ません。
地元の幼稚園、小学校、役場の職員などに呼びかけ、50人以上で取り組んだそうです。
結果として村のために、みんなでやり遂げるという団結力が生まれました。
↓ これが本当の初期の田んぼアートです。
(この頃はまだ3色の稲しか使用していません)
↓ 2年目の田んぼアート
↓ 3年目の田んぼアートです。
正直、現在のものと比べると構図、絵柄、配置どれをとっても見劣りします。
3、継続はちからなり!!!
先にも書きましたが、初期のものは、今とは比べようもありませんでした。
しかし、26年という月日が流れても、ずーーーっと村のみんなで、継続していった結果、今の素晴らしいアートになったのです。
全ての田んぼアートの田んぼは、村のものではありません。
個人所有の田んぼなのです。
みんな所有者の方が、貸してくれているのです。
更に最初のアート参加者は、50人ほどだったものが、今では1000人を超すのだとか・・・
年々増え続けている来場者も、2017年は26万人以上が、この田んぼアートを見に来たのです。
現在でも、新しい色の稲で良いものはないか?
と日々試行錯誤しており、50種類もの稲を植えて、毎日観察しているのです。
ここまで有名になり、村の名物になるなんて、先代の村長もさぞ嬉しいでしょうね。
村のためになにかできないか? という村長の発想がなければ、こうなってはいませんでした。
田舎館村へ来てみてのまとめ
田んぼアートも素晴らしかったです。
本当に来て良かった!
でも、本当に価値があったのは、アートにかける村のみんなの思いを、知れたことでした。
学生の頃、学園際とか、球技大会でみんなで、団結して取り組んだことを思い出します。
大人になり、社会でそれなりの地位に就くと、それを維持しようとするあまり、他人を蹴落とすことばかり考えるようになっていました。
会社という組織でしがらみに縛られ、いつの間にか忘れていた、純粋にみんなで目標に取り組む素晴らしさ
そういう大切な気持ちを、思い出させてくれたのが、今回の田舎館村でした。