さすらいの車上生活者のブログ

キャンピングカーで旅をしながら、日々の出来事や思ったことを記事にしています。

3分でわかる!!田舎館村田んぼアートの歴史

こんにちはMASAです。

そろそろ実りの秋ですね。

 

夏の暑さが厳しかった分、やっとすごしやすい気温にもなり、食欲も出てきて、ご飯もモリモリ食べてしまいます。

 

ご飯と言えば、以前テレビで、田んぼアートなるものを見ていて、いつか実際にこの目で見たいなぁと思っていました。

 

 

 

そこで今回は、青森にある津軽の米所、田舎館村へ行ってきました!!

題して 

 地元愛に溢れた素晴らしい田舎館村!!

西は岩木山、東は八甲田山に囲まれた、平野一面に広がる田畑。

そんな自然豊かな田舎館村。

 

天気も良かったこともあり、すげー良い景色!!!

と、一人車の中で連呼していました(笑)

 

 

田んぼアートは、第一会場と第二会場の2つに分かれていて、それぞれ絵柄は違っていて、第一田んぼアートは、面積約15000㎡ 縦140m 横50mの2面構造になっているのです。

 

下の写真のように、道路を挟んで巨大なアートを作り出しています。

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こんな素晴らしい絵を稲で作るなんて・・・

 

そこでここに来て、私がすごいなと感じたことを、まとめてみました。

 

1、先代の村長が自主的に企画、実行したこと

そもそもここは、先代の村長の土地だったそうです。

先代の村長が、なにか村のために出来ることはないか?

考えた末に自分の田んぼを使って、絵を描いてみようということを、思いついたそうです。

 

2、村人の協力を仰ぎ結束力を高めた

村長もいくら自分の田んぼでも、一人の力では、田んぼを絵にする事など、到底出来ません。

地元の幼稚園、小学校、役場の職員などに呼びかけ、50人以上で取り組んだそうです。

結果として村のために、みんなでやり遂げるという団結力が生まれました。

 

 

 ↓ これが本当の初期の田んぼアートです。

 (この頃はまだ3色の稲しか使用していません)

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 ↓ 2年目の田んぼアート

 

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 ↓ 3年目の田んぼアートです。

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正直、現在のものと比べると構図、絵柄、配置どれをとっても見劣りします。

 

 

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3、継続はちからなり!!!

 

先にも書きましたが、初期のものは、今とは比べようもありませんでした。

しかし、26年という月日が流れても、ずーーーっと村のみんなで、継続していった結果、今の素晴らしいアートになったのです。

 

全ての田んぼアートの田んぼは、村のものではありません。

個人所有の田んぼなのです。

みんな所有者の方が、貸してくれているのです。

 

更に最初のアート参加者は、50人ほどだったものが、今では1000人を超すのだとか・・・

 

年々増え続けている来場者も、2017年は26万人以上が、この田んぼアートを見に来たのです。

 

現在でも、新しい色の稲で良いものはないか?

と日々試行錯誤しており、50種類もの稲を植えて、毎日観察しているのです。

 

 

ここまで有名になり、村の名物になるなんて、先代の村長もさぞ嬉しいでしょうね。

村のためになにかできないか? という村長の発想がなければ、こうなってはいませんでした。

 

 

田舎館村へ来てみてのまとめ

 

田んぼアートも素晴らしかったです。

本当に来て良かった!

 

でも、本当に価値があったのは、アートにかける村のみんなの思いを、知れたことでした。 

 

学生の頃、学園際とか、球技大会でみんなで、団結して取り組んだことを思い出します。

大人になり、社会でそれなりの地位に就くと、それを維持しようとするあまり、他人を蹴落とすことばかり考えるようになっていました。

 

会社という組織でしがらみに縛られ、いつの間にか忘れていた、純粋にみんなで目標に取り組む素晴らしさ

そういう大切な気持ちを、思い出させてくれたのが、今回の田舎館村でした。