さすらいの車上生活者のブログ

キャンピングカーで旅をしながら、日々の出来事や思ったことを記事にしています。

3分でわかる!お荷物と言われた五能線復活の歴史!!

f:id:gilgamesno1:20180914153016j:plain

こんにちはMASAです。

 

青森県の五所川原と秋田県能代市を結ぶ線路。

それぞれの頭文字、五と能をとって五能線と名付けられた、今では人気の路線。五能線ですが・・・

 

 

以前まで、超ローカル線だったことを、ご存知でしょうか?

 

 

そんな五能線を紹介します。

 

五能線は、どうしてここまで人気になったのか!?

 

 

 

 

 

路線距離147.2キロ 駅数43駅

 

当時全社収入の1%だったそうです。

 

そんな、JR東日本秋田支社のローカル五能線は、赤字続きの、

 

いつ廃線になってもおかしくない路線でした。

 

 

それも冬の豪雪、夏の豪雨など災害の影響を受け、今まで運行出来ない状況も、何度か経験しています。

 

 

しかし、幾多の苦難を乗り越え、人気の路線になったのには訳があります。

それらをまとめてみました。

 

 

1、支社で全面的に盛り上げを開始した。

古い客車を、社員達で自主的に改造し、話題性作りに務めた。

カラフルに塗られた電車は、嫌がおうにも目につきますし、

走行する姿も絵になりました。

 

ビュートレイン列車もこの時に作られたそう。

 

路線の見所に差し掛かると、わざと列車のスピードを落とし、お客様に絶景を楽しんでもらう。

 

これは運転士が、自主的に行っているそうですが、観光客が多い日にしか、なかなか行えません。

地元の人が利用しているときは、生活の足としているのですから、通勤通学で利用しています。

毎回徐行されたのでは、たまったものではありませんからね。

 

しかし駅員、運転士の方は、地元の方とも密にコミュニケーションをとり理解を仰いだ上で、運転士の判断で徐行運転をしている日もあるそうです。

 

私が利用した日も、地元の方と乗務員さんが、仲良くお話しされていたのをよく覚えています。

何気ない日常の会話を大切にしているのです。

 

 

2、景色だけでなく、列車をエンターテインメント化した

津軽三味線を車内で披露。生演奏でバチを弾き民謡を

唄いあげる様は、まさに圧巻の一言!

 

 

駅員が迫力満点のなまはげに扮して、ホームに仁王だち!!!

秋田の伝統行事なまはげに変装し、

その土地ならではの乗客の楽しませかたを研究!

 

 

電線の普及により五所川原で、最近まで行われなくなった祭りを

五所川原の自治体と連携し、高さ23メートルにも及ぶ大迫力の立佞武多を80年ぶりに復活させ、驚異的な集客効果を生み出した!

 

 

大きな窓と、ゆったりとしたシート。

まるで自宅にいるかのような、快適空間列車

快速リゾートしらかみの導入。

 

真冬の極寒の季節は、体の芯まで温まるストーブ列車の運行。

良い意味で昭和の香りを色濃く残す、個人的には冬のストーブ列車が断然おすすめ!!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

人気の裏では、職員の努力があってこそだったのです。

調べていて、とても気になった事が、職員の方が良くしようと自主的に行っていることが多いのです。

 

上や下関係なく、現場の判断にゆだねられていて、それをみなさんで考え、決断し、実行している。

だからこそ五能線は人気なのです。

 

誰かがやってくれるだろうと、だれ一人思わず

みんなが一丸となって、良くしようとしたから・・・

 

私の憶測ですが、JR秋田支社の人も、そうとうJR本社の上層部に、つつかれたんだと思います。

赤字路線なんて、早く撤退しろ。

どうせ赤字なんだから何やっても無駄だろ。

こんな風に罵声も浴びせられたかもしれません。

 

ですが、JR秋田支社は現場の考えや知恵を優先させたのでしょう。

そして、現場が団結し、あきらめなかったからこそ人気がでたのです。

 

 

 

 

 

 

事件は会議室でおきてるんじゃない!!

現場でおきてるんだ!!!

 

ふと、あのドラマを思い出してしまいました。(笑)

 

 

みんなで目標に向かうって素晴らしいな・・・

そんな思いにさせてくれた五能線でした・・・